社会保険や年金は?

自分にとってベストなものを選ぼう

Pocket
LINEで送る

社会保険

社会保険

フリーランスになる際に気になるのが社会保険や年金についてです。これから退職してフリーランスに転向する人はしっかり確認しておきましょう。まず、日本ではすべての国民が何らかの公的医療保険に加入しなければなりません。退職したら、退職日の翌日から14日以内に国民健康保険に加入してくださいね。
なお、2年間までは前職の健康保険に引き続き加入することもできます。ただし、その場合は全額自己負担になるので注意が必要ですよ。任意継続の場合、被保険者1人分の保険料で扶養家族にも健康保険が適用されるので、その点も踏まえてどちらの方がいいのか判断しましょう。

国民年金・国民年金基金

健康保険だけでなく、年金についても考えておかなければなりません。年金は将来設計にも大きく関わるのできちんと準備しておきましょうね。まず、フリーランスに転向する場合はこれまで加入していた厚生年金ではなく、国民年金に切り替えることになります。任意継続の仕組みはないので、扶養に入らないのであれば必ず切り替えましょう。
また、会社員が加入する厚生年金は国民年金に上乗せされて支給されるものです。そのため、国民年金のみに加入している場合、後々年金として受け取れる金額が少なくなるといったデメリットがありますよ。そこで、余裕があれば国民年金に上乗せできる国民年金基金への加入をおすすめします。掛金が社会保険料控除の対象となるので、確定申告で税金が軽減されますよ。口数の変更がない場合、加入時の掛金は払込期間が終わるまで変わりません。ただし、加入した後は一定の条件を除くと任意の脱退ができない点には注意が必要です。

付加年金

国民年金だけでは不安な人におすすめなのが、付加年金です。月に納める定額保険料に4,000円プラスすることで、将来的に受け取れる年金額を増やせますよ。保険料全額が所得控除の対象となります。実質的には68歳以降に受け取れる増額分がすべてプラスになり、長く生きていく分だけお得になっていきますよ。ただし、国民年金基金に入っている人は加入できず、給付は定額なので物価や賃金の上昇とは関係しない点には注意が必要ですよ。

個人型確定拠出年金iDeCo

これは公的年金である国民年金とは異なる、私的年金です。積立金額はすべて所得控除の対象となり、運用で得た定期預金利息や投資信託運用益は非課税となります。iDeCoは税制面で大きなメリットがありますよ。ただし、あくまで老後のための資金形成なので、60歳まで引き出すことはできません。

おすすめカテゴリ

前もって確認しておきたい「準備」&「手続き」 前もって確認しておきたい「準備」&「手続き」

新しい働き方を探している人へ

Twitter